資金ファイナンス担当 冨田 俊幸

資金ファイナンス担当 冨田 俊幸

RE100電力株式会社 執行役員

資金ファイナンス担当

田 俊幸

金融業界に参入された理由・経緯は?

私が金融業界に飛び込んだのは、1990年バブル景気の真只中で日本中が好景気に沸いていた時でした。株式市場は連日のように高値更新し、不動産市場も当時としては驚くような価格で取引されていました。そんなバブル景気の時代に私は英国系の投資銀行に為替トレーダーとして入行しました。入行して早々全く知識がないにもかかわらずいきなりイギリス人トレーダーの横に座りアシスタントとして仕事を始めました。為替市場も株式市場などと同様に毎日24時間激しく動き、毎晩遅くまで寝る暇もないほど働きました。当時はなんでこんな世界に飛び込んでしまったのだろうと後悔ばかりしていました。まさか自分があれから30年も金融の世界で働くとは思っていませんでした。

電力業界に飛び込んだ経緯は?

そのような私がなぜ電力業界に飛び込んだのかというと理由は明確です。2012年再生可能エネルギーに関する特別措置法、いわゆるFIT法が成立し、固定価格買取制度(FIT)がスタートしました。当時はあまり太陽光発電を町で見かけることはあまりありませんでしたが、2016年4月電力が完全自由化されたあたりから色々な場所で大規模な太陽光発電所を見ることが多くなりました。次第に東京から大阪までの新幹線や飛行機の窓からも大きな太陽光発電所を見ることができました。私は、近い将来電力業界に大きな変革が起きると感じ、チャンスがあれば電力業界に飛び込んでみたいと思うようになりました。

業務を行う上での留意点について

仕事をする上で最も重要な事はお客様の信頼を裏切らない事だと思っています。何の仕事でもそうですが、会社はお客様との間でサービスや物を提供して収益を得て成り立っています。それは金融業界においても電力業界においても同様だと思っています。その為にはその分野でエキスパートにならなくてはいけません。RE100電力の強みは社員一人一人が再生可能エネルギーのエキスパートであるという事です。

資金ファイナンス担当 冨田 俊幸

これまでで一番の大仕事について

実は私は8社の外資系金融機関で働いた経験があります。普通の感覚ですと転職ばかりしている人という風に思われてしまいますが、外資系金融機関では良くある話です。その間仕事の内容は全く変わらず為替に関する営業に携わっておりました。大仕事という話ではないですが、私が心に残っている事は、非常に懇意にして頂いたコアなお客様が、私が会社を変わるたびにビジネスをスタートしてくださった事です。すでに転職先が取引関係のある会社の時は、その日に転職祝いという事で取引していただき、取引関係のない会社の時は、すぐに取引契約書を結びましょうと社内を動いてくださいました。私の今までの大仕事は、その取引関係を壊さなかったという事が一番の大仕事だったと思っています。

これまでで一番の失敗談

8社も転職していると恥ずかしい失敗があります。転職した当日懇意にして頂いたお客様が朝一で取引の連絡をくださいました。すぐに受話器をとり「○○銀行の冨田です」と伝えたら「冨田さん、今日からⅩⅩ銀行に移ったんでしょ。(笑)」と教えてくださいました。笑えない話ですが、以前の銀行名で電話にでてしまいました。

再エネを通して今後の展望について

2020年はコロナの影響で世界が大きく変貌しました。ビジネスにおいても対面からリモートに変わり働く環境が大きく変化しました。電力業界も大きく変貌しました。菅首相は10月の所信表明演説で2050年までにCO2排出ゼロにすると表明しました。この発言で明確な目標が国から提示され日本のビジネス界のリーダーは改革を余儀なくされる事になりました。日本の環境改革のスタートの年といっても過言ではありません。世界に先駆けてRE100プロジェクトに加盟した大手企業は、今後再生可能エネルギーを使うと明言し、CO2排出ゼロに向かって動き始めました。このような時代に入り、私どもRE100電力株式会社は非常に重要な社会的役割を担ったと思っています。私どもが取り扱う電気はCO2排出ゼロの電気のみ供給していきます。政府が打ち出す環境改革にCO2排出ゼロの電気は不可欠となり、私どもは再生可能エネルギーのエキスパート集団としてお客様と共に社会の環境改革に取り組んでいきたいと思っています。

太陽光部材のスペシャリスト 持木 功一

関東エリア営業担当 中野 佳樹

資金ファイナンス担当 冨田 俊幸

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