2020年度温室効果ガス排出量の確報値を公表(環境省)
14日、環境省は2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)を公表した。
2020年度の温室効果ガスの総排出量はCO2換算で11億5,000万t。前年度比5.1%減(2019年度:12億1,200万t)、2013年度比18.4%減(2013年度:14億900万t)との結果。
今回の結果は、主にエネルギー消費量の減少や電力の低炭素化に伴う電力由来の排出量の減少等に起因するものとされる。
特に新型コロナウイルス感染拡大に起因する、製造業の生産量の減少や旅客及び貨物輸送量の減少等に伴うエネルギー消費量の減少等、経済活動の鈍化が特徴的であった。
※2020年度の電源構成に占める再生可能エネルギーの割合(水力含む)は19.8%となり、前年度から 1.6ポイントの増加。
政府は2030年までに温室効果ガス排出量「2013年度比46%削減」を目標として掲げているが、これを達成するには排出量を約7億9000万t以下にする必要がある。50%削減に挑むなら約7億400万tだ。この目標達成には、毎年4500万~5500万tもの削減を行わなければならないが、この目標と策定プロセスにはこれまで賛否両、論議論が交わされてきた。2020年度は6000t以上の削減に成功しているが、政府政策以外の外的要因が目立つことから、この削減幅を今後も維持できるのか引き続き政府の動向注目していきたい。
[参考]
環境省|2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について https://www.env.go.jp/press/110893.html
環境省|2020年度温室効果ガス排出量(確報値)概要 https://www.env.go.jp/press/files/jp/117896.pdf
環境省|2020 年度(令和 2 年度)の温室効果ガス排出量(確報値1)について https://www.env.go.jp/press/files/jp/117897.pdf
ゼロFITナビは、RE100電力が運営する非FIT再エネ電源専門のポータルサイトです。
当サイトは、近年需要の高まる“非FIT” 発電所の 売買やプロジェクトを通じ、非FIT太陽光発電所を必要としている再エネ需要家と、供給の担い手である再エネ事業者のプラットホームとしてソリューションをマッチング。
法人さまの企業経営課題を包括的にサポート、解決いたします。