【補助金】東京都が太陽光、蓄電池へ異例の補助額で支援

2022.06.17

東京都は省エネ性能の高い住宅の普及促進のため、東京ゼロエミ住宅導入促進事業および、災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業の募集の開始を発表した。両事業とも、蓄電池の設備導入に対し高額の助成を受けることができるため、今後申請の殺到が予想される。

 

▮概要


1. 東京ゼロエミ住宅導入促進事業
都では、都内のエネルギー消費量の約3割を占める家庭部門の省エネルギー対策を推進し、東京の地域特性を踏まえた省エネ性能の高い住宅を普及させるため、令和元年度から「東京ゼロエミ住宅」を新築した建築主に対し、その費用の一部を助成する事業を実施する。新築住宅への建物補助に加え、太陽光発電と蓄電池を設置した場合に上乗せで補助を受け取ることができる。昨年度は追加補助が太陽光発電設備のみであったが、今年度は蓄電池が追加。kWhあたり10万円と補助額も高額であることから申請の殺到が予想される。

2. 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
高断熱窓・ドアへの改修や、蓄電池等に対して補助を行うとともに、併せて太陽光発電設備を設置する場合に上乗せして補助することにより、省エネ性に優れ、災害にも強く、健康にも資する断熱・太陽光住宅の普及拡大を促進する。昨年度はkWhあたり7万円、最大42万円だったが今年度はさらに増額し、kWhあたり10万円、最大80万円の補助金が受け取ることができる。

①既存住宅における省エネ改修促進事業
対象:高断熱窓・高断熱ドア、太陽光発電設備

②家庭における蓄電池導入促進事業
対象:蓄電池システム、太陽光発電設備

 

▮助成対象


1. 東京ゼロエミ住宅導入促進事業

■助成対象者:
新築住宅の建築主(個人・事業者)

■助成対象建物:
令和4年4月1日以降に工事に着工し、「東京ゼロエミ住宅」の認証を受けた都内の新築住宅であること(戸建住宅・集合住宅等)。
ただし、床面積の合計が2,000平方メートル未満のもの。

 

2. 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
6月22日(水)以降に公開される要項をご確認ください。

 

 

▮ 助成金額と助成上限


1. 東京ゼロエミ住宅導入促進事業

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出典:東京都「令和4年度 東京ゼロエミ住宅の新築等に対する助成事業の申請受付開始のお知らせ」より作成

 

2. 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
①既存住宅における省エネ改修促進事業の補助額は別途ご確認ください。

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出典:クール・ネット東京「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」より作成

 

▮ 申請予約期間


令和4年6月22日(水) ~ 令和5年3月31日(金)まで

※なお、東京ゼロエミ住宅導入促進事業の電子申請による受付は7月下旬頃に開始予定。
※申請総額が予算に達した時点で受付終了

 

[参考]
東京都 令和4年度 東京ゼロエミ住宅の新築等に対する助成事業の申請受付開始のお知らせ
東京都 (令和4年度)災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
クール・ネット東京 令和4年度 東京ゼロエミ住宅の新築等に対する助成事業の申請受付開始のお知らせ
クール・ネット東京 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業



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