東京電力管内の電力系統に直接接続する「系統用蓄電池」の導入事業者へ、東京都が設備設置に係る経費の一部を助成する。
助成率は助成対象経費の5分の4以内、最大25億円の支援を受けることができる。助成申請は、2023年3月上旬～4月上旬が予定される。

系統用蓄電池は、電力系統の需給バランス維持や調整力としての役割が期待され、都も新しいビジネスモデルとして企業の新規参入を促している。
対象事業者は、都内に登記簿上の本店又は支店を有している法人（一般送配電事業者を除く）で、国や自治体の補助金とも併用が可能。※
※当該補助金の額を控除した額が助成対象

▮ 助成設備要件

1. 東京電力管内の電力系統に直接接続する設備であること。
2. 特定の発電設備に付随し電力系統に接続する設備でないこと。
3. 電力系統側への定格出力が1000kW以上の設備であること。※
4. 未使用品であること。
5. 蓄電システムの種別ごとに別に定める要件を満たすものであること。
6. 消防法等の各種法令に準拠した設備であること。

※ただし、電力系統側への定格出力が1000kW未満であっても、電力系統からの引込線が同一の場所で複数の蓄電システムを新規に設置する場合であり、当該複数設備の電力系統側への定格出力合計が1000kW以上である場合、助成対象とする。

▮ 助成対象経費

※ただし、土地の取得及び賃借に係る費用を除く。
 

[参考]
東京都　「系統用大規模蓄電池導入促進事業」開始のお知らせ　https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/09/21/16.html
クール・ネット東京　系統用大規模蓄電池導入促進事業　https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/grid-connect

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