高圧・特別高圧に続き、23年4月より電気料金値上げ
大手電力会社が、高圧・特別高圧プランに続き、家庭向け供給を含む「規制料金」の値上げを経済産業省に申請した。
29日までに値上げ申請したのは、東北電力、中国電力、四国電力、沖縄電力の4社。
値上げの背景としては、おもに以下の3点。
■燃料価格や電力市場価格の高騰による価格転換
■燃料費調整の上限超過による事業負担の増加
■電源構成、需給構造の変化による供給力の確保
価格高騰によって調達価格が売値を超える「逆ザヤ」が生じるなどして、現在、大手電力会社も経営難に陥っているなかでの値上げ。
各社は、安定供給に支障が出うる切迫した状況としたうえで、値上げにより収支基盤と財務体質を回復させる姿勢を示している。
▶各社の規制料金値上げ率と概要(※申請順に随時更新中:11/30現在)
電力会社 | 平均値上げ率 | 自由料金 |
東北電力 | 32.94% | 合わせて値上げ |
四国電力 | 28.08% | 23年5月分から燃調上限を完全撤廃 |
中国電力 | 31.33% | 低圧プランは料金見直し |
沖縄電力 | 43.81% | 合わせて値上げ |
北陸電力 | 45.84% | 年内公表 |
[参考]
経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221124003/20221124003.html
経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221125005/20221125005.html
経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221128005/20221128005.html
経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221130001/20221130001.html
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