「脱炭素先行地域」取り組み自治体を募集(環境省)

2022.01.11

環境省は「脱炭素先行地域」の選考にあたり、地方自治体の脱炭素計画の提案の募集を開始する。
政府は「地域脱炭素ロードマップ」および「地球温暖化対策計画」にて、少なくとも100ヶ所「脱炭素先行地域」を設け、2030年度までに先進的取り組みの実施を目指すとしている。

 

▮ 脱炭素先行地域とは


2050年カーボンニュートラルに向け、2030年度までに電力消費に伴う二酸化炭素の排出を実質ゼロにする取り組みを先進的に実行する地域。
「地域脱炭素ロードマップ」では意欲と実現可能性が高い地域から他地域へと取り組みが広がる「実行の脱炭素ドミノ」を起こすべく、先行モデルとなる「脱炭素先行地域」を少なくとも100ヶ所設け、2030年度までに先進的取り組みの実施を目指す。
また、政府は選ばれた地域に対し、令和4年度予算案に要求している200億円の交付金の配分を優先的に行い、「先行地域」から全国に「脱炭素」の取り組みを広げていきたい考え。

 

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出所:内閣官房『令和3年6月9日 国・地方脱炭素実現会議 地域脱炭素ロードマップ概要資料

 

▮ 選定要件


再生可能エネルギーを最大限導入などで、地域特性に応じて2030年度までに地域内の電力消費に伴う二酸化炭素の排出をゼロにする計画の策定。また、取り組みに伴う地域課題の解決や、住民の暮らしの質の向上。計画の具体性を分析し、取り組みの進捗状況を管理する体制の確立なども求められる。(詳しくは「脱炭素先行地域募集要領」を参照のこと。)

◆ 申請者(提案者)
・地方自治体(市区町村、都道府県等)
・複数の地方自治体の共同提案
・地方自治体、民間企業、大学等の共同提案
※いずれも、提案者に地方自治体が含まれていること。

 

▮ 予定


募集期間:令和4年1月25日(火) ~ 同年2月21日(月)17時〆
結果公表:令和4年春頃

 

 

 

[参考]
環境省|脱炭素先行地域募集要領(第1回)・ガイドブックの公表について https://www.env.go.jp/press/110359.html
脱炭素先行地域づくりガイドブック https://www.env.go.jp/press/files/jp/110359/117269.pdf


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