三菱UFJ銀行、仏電力企業とカーボンクレジット取引の業務提携

2022.04.01

3月29日、三菱UFJ銀行はフランスに本社を置く、エンジ―社(Engie S.A.)とカーボンクレジット取引の業務提携を発表した。
同社が間に入って国外のクレジットを取り扱い、国内企業の脱炭素化を促す。


同社は31日に公表された東京海上日動火災保険(株)との業務提携においてもカーボンクレジットの活用を想定しており、これをさきがけに日本企業の脱炭素化に一歩踏み込んだビジネスを展開する。

2020年10月に菅政権が発表した「2030年までに排出量を46%削減する」という目標において、カーボンクレジットの活用は欠かせない存在である。
これまでにも「GXリーグ基本構想 」が公表されるなど、温室効果ガスの排出を相殺しカーボンニュートラルを達成する手段として「カーボンクレジット」への期待は高まる。

今回の業務提携は、これら市場動向を踏まえた先見性の結果であり、日本のカーボンクレジット市場におけるマーケット力を高めることになるのか注目が集まる。

 

GXリーグ基本構想
GX(グリーン・トランスフォーメーション)に積極的に取り組む「企業群」が一体となり、“経済社会システム全体の変革”を目指し「GX リーグ」を設立。2023年度の本格稼働を予定している。

 

 

[関連記事]
GXリーグ特設サイト公開(経済産業省) https://zerofit.jp/new/news/10035.html

[参考]
株式会社三菱UFJ銀行|ENGIEとの協業について https://www.bk.mufg.jp/news/news2022/pdf/news0329_1.pdf
経済産業省|GXリーグ基本構想 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/GX-league/gx-league.html


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